パレスチナ人に嫌がらせと差別をするためだけに存在するイスラエル

パレスチナヨルダン川西岸にあるヨルダン渓谷では、パレスチナ人のあまり大きいとは言えないけれど、生活をしている村々としっかりしたコミュニティが存在します。イスラエルの占領と収奪によって、水が不足し、経済活動もままならないなか、協力し合って暮らしています。それをイスラエル入植者たちは、ただただ嫌がらせをするため、パレスチナ人の生活を困難にするためだけに、パレスチナ人を追い出すなどというあり得ない目的のために、人種差別犯罪を繰り返しています。

以下は、パレスチナ・ヨルダン渓谷連帯委員会(Jordan Valley Solidarity)よりの転載です。

エイン・イル・ヒルウェ村に新たに建てられた学校に対して入植者が脅迫
2010年12月8日

今日、エイン・イル・ヒルウェのベドウィン・コミュニティで午前中の授業を行っているとき、マスキオット入植地の治安警備員がやってきた。

彼はコミュニティのなかに入り込んで、1人のパレスチナ人女性に話しかけ、新しい学校について質問をした。彼は非常に攻撃的な態度で、彼女に「明日、我々が何をするか覚えておけ」と凄んだ。

エイン・イル・ヒルウェ・コミュニティはヨルダン渓谷北部に位置し、マスキオットとロテムという二つの大きな入植地に囲まれている。

このコミュニティのパレスチナ人たちは、入植者からの絶え間ない攻撃にさらされている。

先月、入植者が大勢でこのコミュニティにやってきて、[フェンスによる囲い込みによって]村の土地を強奪した。

2週間前には、同じ警備員が他の2人の入植者とともにやってきた。その1人は、パレスチナ人の女性が羊毛を洗浄するのに使っていた「おけ」に小便をした。

2、3ヶ月前には、やはりその警備員が銃で、私たち連体委員会のパレスチナ人ボランティアを殴打した。エイン・イル・ヒルウェはこの種の嫌がらせ・暴力に直面し続けている。

私たちは、すべての友人・支援者に、この学校を住民達が防衛するのを支えるために、この村に来ることを呼びかけます。

昨日は、複数の国際国際ボランティアが村を訪問し、子供達に良い条件で勉強できる機会を与えるために、トイレと校庭を作った。