Music for Palestine I
イスラエルのガザ侵攻に抗議して、心あるミュージシャン達がパレスチナの正義を求めるアピールに作った音楽を集めたサイトです。"from rap to folk"とありますが、半分以上ラップですね。うーん、こういうラップなら、なぜか最高ですね。Ruthie Gortonという人の"Free Palestine Now"は、1973年に作られたもののようです。ストレートなボーカル曲で歌詞が聞きとりやすいので(サビだけね、私の場合は)、お薦めかも。
http://pulsemedia.org/2009/01/28/music-for-palestine-i/
ついでに、「自殺しようとしておぼれかけていたイスラエル人の青年を、あるパレスチナの女性が助けたが、その後、自殺する権利を妨害されたとその青年から訴えられ、イスラエルの裁判所は、その女性に禁固2年の実刑判決を言い渡した」という記事が以下にあった。
http://www.kabobfest.com/2009/01/palestinian-woman-pulls-israeli-from.html
なんという話だ! と怒りかけたが、どうやらイスラエルを風刺するサイトのようだった。いや、これ以上のひどいことがあるから、本当に受け取ってもかまわないかもしれない。
イスラエルの青年「パレスチナ人のおかげで、僕らは平和に暮らせないし、平和に死ぬこともできやしない!」
青年の弁護士「あの怪物のような女を罰しないなら、われわれは誰もここにいられなくなりますよ。だって、原告の青年は、ほんとにここに存在したくなかったんです。」
裁判官「メイ・アリ(女性)にとっては、よい行いのつもりだったかもしれない。しかし、究極的には、イスラエルへの道こそ、善意によって開かれているのだ」
メイ・アリの弁護士「イスラエルが、全く何もしていないパレスチナ人を逮捕するということは今までもよくありました。今回のケースは、明らかに、抑圧と占領に新たなページを加えるものです。善行をなすという理由で、逮捕し、責めたて、告発するのだから。……、あの青年は、とっとと地獄に行けばいいんです。知ったことではないですがね。婦人は、たいそう苦しんでいるように思えた、自分と同じ人間にたいして、いいことをしてあげたかっただけです」
正統派ユダヤ教ラビ「命を救おうとしたあの女性に、わたしは敬意を表します。あのリベラルの青年に必要なのは、イスラエルで生きることへの感謝の念です。自分で自分を殺そうとするのは、ユダヤ教の信仰に反し、人口統計学的優勢をそこなうことです」
ラマッラーのタクシー運転手「いやはや、世界はどうなっちまったの? 正統派のユダヤ人が、パレスチナ人に手を差し伸べる? エイプリルフールか、それとも最後の審判の日かい?」
イスラエルの平和活動家「あのラビの発言は、政治的な見せかけさ。週末の説教では、『パレスチナ人は蛇であり、異教徒である』と信念を語っているよ」(それから、仲間の活動家と「死にたい人には、自ら命を絶つ権利があるか」などと議論し始める)
再びメイ・アリの弁護士「アリさんは控訴するつもりです。もし青年が死にたかったとするなら、ガザに移住していたはずです。イスラエルが爆撃していた時ですから。こういった溺死の真似事は、アリさんのような心根のやさしいひとをおちょくっているんです」
こんなばかげた状態がなおざりにされているから、メイさんのことは、こう引き合いに出された。「海に落とされたがっていた唯一のイスラエル人が、パレスチナ人に助けられた。って、悲しすぎ!」